2012年5月1日火曜日

退会(その8)

・・・・・・・っということで、エアロビクスのインストラクターは難しい職業なんですね。

エアロビクス=有酸素運動と定義付ければ、参加者を煽って「エアラーズハイ」に持ち込まなければならない。

エアラーズハイなんて言葉はないでしょうが、ランナーズハイがあるならばこういう言葉があってもいいでしょう。

ハイな状態になると、「ツライ=楽しい」になるんですね。

・・・・・・・

以前このブログで「(エアロビクスの)インストラクターはエンターテイナー」であると書きました。

インストラクターにとって「ダンス系」に走るほうが楽なんですよね。

こう書くと、またまた問題発言として弾劾されるかもしれないけれど、エンターテイナーとしての難しさを言っているのです。

ダンスに比べ動きがシンプルであるエアロビクスの方が、シンプルであるがためにインストラクターに参加者のモーティベーションを上げるスキルが要求されると書けばいいでしょうか。

このシリーズの(4)で書いたようなエアロビクスのクラスに反応が高かったけれど、こういうレッスンが出来るインストラクターが少なくなったと思いませんか。

これが、最初にエアロビクスのインストラクターは難しいと書いた理由です。

・・・・・・・

このようにエンターテイナーとしての才能がある人間はそんなに多くない。

そこで、この能力が少ない人でもインストラクターになれるようマニュアル化したのが、レスミルズをはじめとするプレコレオなのです。

レスミルズのインストラクターってなにか必要以上にハイテンションでしょ?

有酸素運動としてのエアロビクスを求める人たちのニーズを上手く掬い取ったのがレスミルズなのです。

マニュアル化されたインストラクションと巧妙に選別された音楽のコンビネーション、これに自らのオリジナリティーで立ち向かうインストラクターは相当の苦戦が予想されることが分かります。

さて、本格的なスポーツとしてのエアロビクスを求める人には競技系があるわけで、エアロビクスの創造性云々を論じているこの場では対象外です。

(もちろん、競技系エアロビクスは創造性があります。)

・・・・・・・

私は、本来のエアロビクス(有酸素運動)とは何かをもう一度見直してもいいんじゃないかと思っています。

エアラーズハイになれるエアロビクスに対するニーズは、予想外に多いのではないでしょうか。


最後にダンス系エアロビクスについて、チョコっと書いてこのシリーズを終えます。

・・・つづく。

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