2012年1月18日水曜日

ファッションその1

・・・・・・・っということで、エアロビクスを始めた最初の頃、

インストラクターがズボンの片側を膝まで上げて、

もう一方をそのまま下ろしているのを見て、スッゴク奇異に感じた。

ぼくらの年齢からすると、これは「だらしない」と映るのだ。

未だに、街角であのシャツの裾を外に出して、

セーターの下からはみ出たまま平気で歩いている人を見ると、

「あの~ぉ、シャツが出てますよ」と注意したくなる衝動に駆られる。

ぼくらは、そんな世代なのだ。

・・・・・・・

そこで、あのズボンの片側だけを上げる着こなし(?)である。

ぼくは好意的に、「あぁ~これには何かの意図があるぞ」と考えた。

その意図とは、インストラクターが前で演技(?)をしていると、

左右どちらの足の動きかわからない場合がある。

そこで、左右の足の違いを際立たせるために、ワザと一方の裾を上げているのだと。

この解釈に、我ながらスルドい分析だと満足していた。

そうでなければ、あんな「だらしない」格好を、自ら進んでするはずがない。

・・・・・・

ところが、その解釈がエアロビクスを続けるうちに怪しいと感じ始めた。

だって、上級クラスのインストラクターでも、そういう格好をしているのだ。

上級ともなれば、左右の足を参加者が間違うワケがない。

上級でなくとも、どちらの足から始まるかなんて、インストラクターの動きを見ずとも分かる。

・・・・・・・

そうか、これは単なるファッションだったのだ。

ぼくが「だらしない」と感じる着こなしは、実は「カッコイイ」だったのだ。

・・・・・・・

この項、つづく。

続くなんて思わない話題でしょ?

(^^ゞ

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