2012年1月7日土曜日

40分は短すぎる

・・・・・・・っということで、たまにはフィットネスネタを書かなくっちゃね。

それにしても、素足王のステップミドルの40分は短すぎないかい?

レッスンの前後のウォームアップと、クールダウンは端折っちゃダメでしょうね?

その理由は、説明の余地ないと思うのでしませんが、参加者が怪我をした場合の責任問題が一番ですよね。

アメリカ仕込みのインストラクターマニュアルなんか、この点を重要視して書かれていると勝手に想像しているんですけど。

そうすると、本体時間(中級で2ブロック構成のメニュー)には、とても納まりきれない。

勢い、BPMを早くして、時間内に納めようとする。

あるいは、多くのインストラクターがやるように、ウォームアップのときに、本体の振り付けを混ぜてしまう。

というやり方を取る。

・・・・・・・

これはイカン。

それがイカンことくらい、会員だったらすぐ分かる。

ウォームアップの目的(クールダウンも同じだが)はなんですか?

・・・・・・・

先日、アイラインの女王(このあだ名は変えなくっちゃと思っているんですけど・・)

のステップに出たんですけど、見ていて気の毒に感じた。

せっかく優れたコレオグラフィーを作ってきているんです。

2ブロックだった。

でも、参加者全員が想定する中級レベルだったら、時間内にマスターできる内容だっただろう。

だが現実は、全員が想定レベルに納まるとは限らない。

現実とはそういうものだ。

たまたま、(そのクラブはいつもだと思うけど)下手ックソの会員が最前列を占拠していたとしよう。

上手い人だって、ヘタクソにつられて出来ないことなんかザラにある。

そうすると、想定してた時間では足りないのだ。

たまたまと書いたが、それは確実に起こるのだ。

だったら、そういう不確定要素を加味した上で、時間設定しなきゃならないのではないのか?

・・・・・・・

こう書くと、経営者側は反論する、「もっと簡単なブロックにすればいいじゃないか」・・・と。

違う。

そういう考えは、完璧に間違っているのだ。

ステップ(エアロビクスでもいいが)という商品を、完全に間違って捉えている。

ステップもエアロビクスも「ラジオ体操」じゃないのだっ!

運動して、汗をかけばそれでいいと思ったら、トンでもない勘違いだ。

勘違いどころか、そういう考えは「犯罪的」でもあるのだ。

あなた達が給料を払っているインストラクターは、全員「芸術家」なのだっ!!

芸術家は大げさというかもしれないが、少なくとも「クリエーター」なのだ。

「時間内に納めるために、手を抜け」なんて絶対に受け入れられない人種なのだ。

給料がこれほど安くたって、彼らはクリエートする喜びを渇望しているのだ。

だから、40分ではゼンゼン足りないと知っていても、最高の商品を提供しようと、

それこそ身を削って努力しているのだ。

・・・・・・・

以上は、インストラクター側の立場からの真実だが、会員側からの真実も同時に伝えなければならないだろう。

インストラクターが提供するコレオグラフィーをマスターするときの喜び、

その喜びを求めてぼくらは参加していると断言しても良い。

それは、インストラクターが作り上げた作品に、

彼らが心血を注いできたその努力に対して、

言葉では言わないが、「respect」の気持ちを抱いているからだ。

・・・・・・・

それが、時間が足らないがために、中途半端で、不完全燃焼で終わってしまうのはとても辛い。

ようやく、インストラクターが考えてきた作品を完璧とはいえないけれどマスターし、

2ブロックを通して、2回3回、いや5回~7回は繰り返したいのだ。

あと10分。

たった10分延長して50分としさえすれば、中級ステップに参加する会員達の殆どは納得する。

出来ようができまいが、納得する。

これは、インストラクターだって同じ意見だ。

ぼくは、二つのフィットネスクラブを経験してきたが、中級ステップで40分は明らかに短すぎる。

インストラクターに支払う時間給が40/60から50/60に17%アップするのは分かる。

だが、どちらにせよ、インストラクターたちは、時間給以上の商品を提供することに絶対に手を抜いていない。

それは、年寄りの私の目から見て、絶対に間違いない。

・・・・・・・

素足王よ、ステップ中級の時間をあと10分間延長してくれたまえ。

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