2010年2月6日土曜日

家庭は港

・・・・・・っということで、無事に家に帰ってきた。

長い航海を終えて、母港に錨(いかり)を下ろしたような気分。

一風呂浴びて、ビールを傾けながら、娘同士の話を盗み聴く。

そのうちカミサンが友達のところから帰ってくる。

コストコに初めて買い物に行ったらしい。

なにやら興奮気味だ。

台所では、買ってきたステーキを、娘達とカミサンで、あーだこーだと言いながら焼いている。

ぼくは、ビールから日本酒に切り替え、手足の指先までアルコールが徐々にまわって来るのを感じる。

食事中もカミサンと娘達だけで、お喋りに夢中になっている。

そう、オヤジがいないこの一週間も、同じ調子でお喋りしていたのだろう。

そして親父が帰った今も、何ら変化はない。

オヤジは、ただその会話に耳を傾けるだけ。

食事が終わり、お土産の台湾茶を飲む。

最近流行の黒烏龍茶にする。

1年半前に行った御茶屋の話題になる。

やはりその店のお茶は格段に美味しい。

・・・・・・・

家庭は港。

男が最後に帰っていくところ。

そこに帰ると気持ちが緩む。

張り詰めていた気持ちの緊張を一気に解き放つ。

完全に無防備でいられる場所。

筋肉の力も精神の力も、完全に脱力できる場所。

それが家庭だ。

無視されようが構わない。

帰港したことさえ気付かれずにそっと錨を下ろし、

女どもの無邪気なお喋りを遠くに聞きながら、

一人航海の疲れを癒す。

これが至福の時。

・・・・・・・

家庭は港。


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