ツルちゃんのクラスは、中級エアロビクスと初級ステップしか出たことがない。
このジムは、どちらかというとビジネス街に近い立地なので、土曜日はガラガラだろうと勝手に予想していた。
ところがドッコイ、開始15分前だというのに既にスタジオはステップ台でほぼ埋まっている。
???????
「ナンじゃコリャァ~~~」と、思わずわき腹を押さえてしまった。
台を置く場所に苦労したことなんて、超久しぶり。
どこから集まったのか、そのスジのウェアを着た連中ばかり。
(UFOって根強い人気なのね。)
ホント、どこから集まってくるんでしょうね?
入り口に立つツルちゃんに、「難しいですか?」と何のヒネリもない無駄な質問をしてみた。
すると、「んんんん~~~」という反応。
そこで、「今回は初めてですか?それとも2回目ですか?」と質問する。
すると、「んんんん~~~」という反応。
質問の意味が分からないのか、「2回目以上の振り付けですか?」と質問する。
すると、「ああ、初めてじゃないです。」との反応。
そっか、3月の最初だからといって、初めてのコレオグラフィーじゃないんだと納得。
初めて参加する人間にとって、この情報はスッゴク貴重なんですよね。
・・・・・・・
っで、始まりました。
ウォームアップで1ブロック作ってしまうのは、ツルちゃんの常套手段。
最初の給水タイムには、既に1ブロック完成していた。
チラチラとぼくの動きをチェックする彼女の視線を感じる。
ここまでは、どうにか付いて行ける。
ここから本番。
ぼくの苦手な、リズムチェンジはそれほど多用されていない。
どちらかというと、ストレートなコレオグラフィー。
次々にレイヤリングを付け足していくが、理解の範囲内。
・・・・・・・
そして、ウォームアップの1ブロックを加えて、2ブロックを完成。
このままじゃ終わらんだろうなァ~という期待通り、
次のブロック、すなわち3ブロック目に突入。
これは、過去に何度もやっていたコレオグラフィーらしく、
「初めての人は分かりにくいでしょうが・・・」と何回か繰り返す。
明らかに、ぼくを対象にしている。
最後の、キック→タタン→ボックス→そのまま前回転→マンボは、マアマア難しい部類だろう。
でも、出来るのね。
・・・・・・・
結局、40分の中級ステップで、しっかり3ブロックを完成したツルちゃんマジック。
道理で人気なはずだ。
・・・・・・・
一つ不思議なこと。
レッスン中、全ての段階で「掛け声」がかかるんですね。
男の声。
最初、CDに最初から入っている掛け声かと思ったけれど、どうも参加者の誰かが発声しているみたい。
誰がやっているのか、声のする方向を見るんだけれど、分からない。
正直言って、掛け声、ぼくは好きじゃないんです。
なにか、不自然な感じがするんです。
ホントーにノッて、思わず発声してしまう掛け声と違うのは、全て不自然なのです。
ゴメン。
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終わった後、スタジオの出口で見送るツルちゃんから、
「良く出来ていたじゃないですかぁ~~」
と声がかかる。
「イヤイヤ、還暦のジジイにはキツかったですよぉ~~~~~~~~」
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