・・・・・・・っということで、一つの仮定をしてみよう。
ステップは幾何学的であり、エアロビクスは芸術的である。
・・・・・・
T嬢の師匠はS君である。
T嬢のステップは人気があるが、エアロビクスは全然人気がない。
一方、S君のステップは人気があるが、ヘタクソで、エアロビクスは絶大な人気がある。
何でS君のステップが人気があるかというと、技術面ではなく彼のパーソナリティーが好かれているからであり、ステップの魅力によるものではない。
エアロビクスがあんなに上手なのに、それに比べステップは悲惨なくらいにヘタクソなのはナゼだろう?
T嬢のエアロビクスに魅力がないのは、単に師匠に比べ経験が少ないだけではなさそうである。
それは、持っている芸術的なセンスの違いによるものではないか?
S君のエアロビクスは他の誰とも似ていない。
独創的なのである。
どちらかというとダンスチック。
ぼくはいつも彼の上級クラスに出ているが、2週ごとにコレオグラフィーを変えてくる。
上級とはいえ、彼の能力の半分も出し切っていないだろう。
参加者のレベルでは付いていけないからだ。
彼としては不完全燃焼だと思うが、才能の高さは半端じゃない。
一度彼の思う存分のエアロビクスを見てみたいものだ。
そう、彼は芸術のセンスを持っているのである。
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一方、T嬢はどうか。
一生懸命エアロビクスのコレオグラフィーを作っているのが伝わってくる。
でも、教科書どおりで+αのオリジナリティーが出ていないのだ。
それに比べ、ステップはイイ。とてもイイ。
それ、自分で考えたステップ?っとつい聞いてしまったことがあるくらい。
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とても対照的な、師匠と弟子である。
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