・・・・・・っということで、ビジネスでは、情報は大切です。
特に、ぼくのやっていることは、情報が全てと言っても差し支えないくらい。
競争相手の知らない情報を持っていれば、相手より高い金額での受注だって可能になる。
そんなことは、もう何回も実証済みです。
だから、情報に対する「感度」が問題になってくるんですね。
最近私の部署に入ってきたある部下。
云わば、試運転期間なんですがね。
ぼくは、彼がどの程度の感度の持ち主かをまずチェックするんです。
手ごろなプロジェクトがあったので、試しに担当させました。
これは、成功体験を早く着けさせたいからなんですヨ。
もし、受注したら、君が取ったプロジェクトだと言ってあげられるから。
ホントーは、裏で色々とサポートしているんですがね。
優秀な部下を一人サブに付けて、ぼくはあまりでしゃばらない事にしている。
客先との打ち合わせなんか、二人で行かせる。
そして、ときどき報告を別々に聞くことにしているんです。
ここで、差が出るんですヨ。
ものすごい差が出るんです。
同じ相手から同じ事を聞いているのに、全く情報の受け取り方が違うんです。
一応、メモした内容は報告するのだけれど、何がカギなのか、その情報の価値が全く分かって
いない。
これは他に喋っていい情報ですかなんて聞いてくる。
・・・・・・?
こちらはその情報を使って、競争相手が不利になるような加工だってできる。
それを競争相手が持ったら、同じような工作をするでしょう。
何の変哲でもない情報に見えるけれど、使い方によってはいくらでも価値が出てくる。
そして、得られた情報には時間と金がかかっていることに気付いていない。
タダで他人に渡すなんて正気の沙汰じゃない。
これは、会社にも言えることで、正直に会社に報告したりすると、
その情報の価値の分からない者が、知らずに洩らしてしまうことだってあるんです。
・・・・・・つづく
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