昔、神田に事務所があったので、ちょくちょく食べに来ていた。
ホントーにしばらく振りだった。
14時を回っていたので、それほど混み合っていなかった。
でも、その時間帯は、年配者で占められている。
例外なく、白い徳利を傾けて、チビチビやっている。
それを見ると、「ちっとくらいイイかぁ」・・・ってな気持ちになる。
定番の「そば寿司」をつまみに、こちらもチビチビやりだした。
蕎麦屋で飲む酒は日本酒以外あり得ない。
ぼくも60歳近い、いいジジイだが、まだ蕎麦屋で粋に飲むには若すぎる。
雰囲気に溶け込めていない。
いくらチビチビやっても、1合なんかあっという間だ。
もう1合と共に、てんぷらと、これも定番の「板ワサ」を頼む。
チビチビ、チビチビ・・・・
書き忘れたが、辛子味噌が突き出しに出てくる。
・・・・・・・
途中、秘書らしき女性を連れた、おっさんが入ってくる。
(一目で、不倫関係であることが分かる。)
まあ、これも店の雰囲気に、不思議と溶け込んでいる。
・・・・・・
シメに、せいろ蕎麦を二枚頼む。
ちょっとうす緑がかった細身の蕎麦だ。
流石に美味い。
でも、ぼくはここの蕎麦より、「まつや」の蕎麦の方が好きなんだよなぁ~。
・・・・・っで、歩いてすぐ近くの「まつや」の暖簾をくぐる。
藪に比べて店構えは小さいが、この店の雰囲気も好きだ。
案の定、昼間から酒を飲んでいる「常連」で席は占められている。
早速、熱燗を頼む。
ここも。辛子味噌の突き出しだ。
もう、10数年ぶりだと思う。
何度かこの店に入ろうとしたのだが、いつ来ても長蛇の列で入るのを諦めた。
夜だったせいだろう。
もう少し広い店だと思って、店の子に聞いたが、基本的に大きくいじっていないとのこと。
その後、どの位飲んだのか記憶にないが、やはりシメにせいろ蕎麦を食べた。
ウン、やっぱりぼくはここの蕎麦の方が好きだ。

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