2008年7月13日日曜日

フィーフィーのこと

・・・・・・っということで、ブログに犬や猫の写真をアップしている人が多い。

どちらかというと、
・・・・・・っというより、私は圧倒的に犬が好きだ。
・・・・・かといって、猫好きの人の気持ちも分からないでもない。

数ある動物の中でも、人間と共生する、
・・・・・・っというより、人間を利用する道を選んだ稀有な動物である。犬と猫は。

人間の生活圏にラップして生きている動物は他にもいる。

すずめ、カラス、鳩、ゴキブリ・・・・・ッゲ!ゴキブリっかヨ。

気を取り戻して、ツバメ。
外敵から守るために、人家の軒先にツバメが巣を作る知恵は有名だ。

・・・・・っで、犬はカワイイですよね。

私も、一度だけ犬を飼ったことがある。

名前はフィーフィー。
FeeFee号。(オス)

高校2年生の時だったかな。
柴犬と、テリアの雑種であった。
当時は雑種がアタリマエで、今のお上品な純血種は、お金持ちの道楽であった。

・・・・・・っで、フィーフィーである。

もう、どうショーもない駄犬であった。

テリアの向こうッ気の強さだけは受け継いでいたが、どうショーもない腰抜けであった。
飼い主の前では威勢よく吼えるが、喧嘩になるとすぐに尻尾を股の間に丸め込む。

・・・・・・でも、いまでもフィーフィーのことを思い出す。

オマエには、いろいろと教えてもらったよなァ~。自分の、本質を。

犬は飼い主に似るというが、オマエは私の鏡だったよな。
自分のことを優しい人間だと思っていたが、本当は残忍な面を持っていると教えてくれたのは、フィーフィー、お前だったよな。

何度、お前を殴り付けたことか。
何度、お前を蹴飛ばしたことか。
ゴメンね。

そういった、酷い飼い主だったけど・・・・・・、
そうしながら思ってもみなかった自分の人間性を発見して、何度ハッとさせられたことか。

それ以来、一度も犬を飼ったことないけれど。

最後は、目が見えなくなって、自ら姿を消したフィーフィー。

本当に楽しかったよなぁ~。
犬と遊ぶって。

オマエも楽しかったはずだ。
オレの遊ばせる技って、半端じゃなかったろう?
他の誰も真似が出来ないものばかりだったはずだ。
ホントーに楽しかったなァ~。

親父の転勤に付き合って福岡まで行ってしまい、東京に残った私とはそれっきりだったけど。

結局、親父の部下に預けたまま、オマエ一匹を九州に残して家族は東京に引き上げてしまった。

その後、部下から電話があり、オマエが姿を消してしまったことを知った。
その時、親父の部下は電話口で泣いていたという。
大の男が、泣くんだぜ。

しばらくオマエのクンクン鳴く声が家の外で聞こえる、
そんな空耳がいつまでも続いた・・・・。

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