さて、また硬い話である。
今もエアロビクスはフィットネスクラブのメニューの中で、花形であろう。フィットネスと言えば、エアロビクスである。
その歴史も長いので、教育論もしっかり確立されている。(ハズだ。)
インストラクターの養成コースを受けている人や、卒業した人のブログを読むと、その奥の深さと難しさをしみじみ感じることが出来る。
だが、最近この確固たるエアロビクスの地位が少し揺らいできているのではないだろうか。
経営者側にとって、このエアロビクスメニューを前面に押し出す戦略は、はたして得策なのか難しい選択に迫られているハズである。
今まで、長々と書いてきたように、エアロビクスやステップのように、上達の度合いによってレベル分けされる種目は、初心者や私のようなヘタな人間にとって、知らず知らずのうちに敷居が高くなってくるものである。
特に、年数が経ったクラブにおいてはその傾向が顕著である。
当然、経営者側は時代の流れを読まなくてはならない。団塊世代の大量定年時代であることは何度も触れた。どこのクラブでも、この年代を取り込もうと必死のはずである。そういう中で、エアロビクスをメインに据える戦略の是非である。
今の時代は「ヨガ」系であると読んでいるクラブも多いのではないか。ヨガやピラティスなどの科目は、ヘタ・ウマがない。その分、敷居が低い。しかも、動き回るわけではないから、スタジオの面積を有効に使うことが出来る。年寄りばかりでなく、若い女性に対してもオシャレなイメージを与える。
普通に考えると、エアロビクスよりヨガを主力商品としたほうが、賢いとなる。
さて、かなりレベルの高いエアロビクスとステップを売りにしている我がフィットネスクラブも、来月(10月)にメニューの大改定を行うらしい。私の予想では、かなりヨガ系を増やすのではないかと睨んでいる。
前まで在籍していた隣のフィットネスクラブが、ヨガ系+年寄り系を主体とした広告で大攻勢をかけているからである。
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