2007年2月21日水曜日

歯医者の○○○

彼の場合はアダナが付いていない。そのまんまだ。
カラダ全体から「変な奴オーラ」が発散されている。
目の悪い私でも、100mくらい先からでもこのオーラを確認できる。
何が変って、動きがヘン
いつもウォーキングマシンで、歩いているわけ。その歩き方が、腕と腰をきちっと振って本格的な競歩スタイルなわけ。
その何が変なんだいわれると説明しにくいのだが、何しろキモチ悪い。
自分は本格的な歩き方をしていると認識している上、それを周囲に見せ付けている心理が外に溢れているし、周りの人もその歩き方に注目しているだろうっていう大きな誤解を抱いているっていうこと全てが、誰が見てもその歩き方から一瞬で察せられるからだ。
しかも、例の指先がない黒い手袋をはめて歩いている。
何でウォーキングに手袋がいるんだ??
決して彼はウェートトレーニングをしないのに。
縮れ毛で色白、ひげの剃り跡が青い、小柄な彼が左右にクネクネ腰を振りながら歩いている姿はキモチ悪い。想像するに、胸毛も濃いのだろう。
こう感じているのは私だけではない。これはマチガイナイ。

彼の前置詞からもわかるように、彼は歯医者だ。しかも、個人の歯科医院を近くで開業している。
開院当時、新しい物好きの私は彼の治療を受けたことがある。
まだオープンしたてで、彼も張り切って患者数拡大の夢に燃えていた。
受付の女性もまだ雇えない。そのうちに雇いたい。
私がそのとき変だと感じたことは、作業を終える毎に「ヨシッ」と気合を入れることだ。もう一つ変だと思ったのは、予約した時間をすっぽかされたことだ。
開業早々なので気合はまあいいとして、患者とのアポをすっぽかす医者ってありえないだろう。
こっちとら、時間に間に合わせるべく退社する時間を調整しているのだから。その事件を最後に、私はこの歯科医院を見限った。

カミサンも新しい物好きだから、よせばいいのに一度だけ治療に行った事がある。
帰ってくるなり、なぜ先にあの医者は変だと教えてくれなかったのかと叱られてしまった。
カミサンもそれっきり行かなくなった。
女性の場合、生理的にイヤなのだといっていた。彼に口の中をいじられること自体、想像するだけでも耐えられないのだそうだ。

カミサンの友人による彼の歯科医院での経験談では、会計を済ました後、手も洗わずに彼女の口に手を突っ込んだことだ。
さすがに、彼女は「お金を触った後は手を洗うのは常識だろう」と、彼をたしなめたとのこと。
女性のネットワークは怖い。この話は、この町の主婦の間に瞬く間に広がった。
彼が希望を託した歯科医院の、その後の運命は容易に想像できるだろう。当然、受付の女性を雇う夢は二度と叶わなかった。
しかし、彼はなぜ彼の医院が流行らないのか全く気付いていないに違いない。オバサンのネットワークを敵に回したら、この町では二度と生きてゆくことは出来ないのだ。このテーマは面白いので、ヒマなときにもう少し掘り下げてみることにしよう。

さて、歯医者の○○○だが、フィットネスクラブでよく見かける。今日も黙々と腰を振り続けている。通常はこの時間に医者がヒマな訳はないだろう....っていう時間にだ。

0 件のコメント:

にほんブログ村 健康ブログ フィットネスへ